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リスク管理と法務機能

企業はその企業が組織として何を達成するかと言うビジョンの下に、顧客にどのような貢献をするのかのミッションを描き、強い経営資源(コア・コンピテンス)を用い、競合他社と競争に耐えまた凌駕する事業戦略を立てて、その戦略に基づいて個々の事業活動を行います。これが企業のマネジメントの基本です。

法務部署はこのような事業活動に伴って発生する様々なリスクに対応して法務業務を担うのですが、販売会社の設立や工場の建築と言った積極的な事業展開に関与する一方で、取引に関するトラブルや事故・災害への対応と言った処理案件にも携わることになります。
現在において企業法務は、単に伝統的な文書管理や株式管理、また問題が発生してからの受け身での対応の時代から、問題の発生を未然に防止する予防法務へ、そして企業のミッションに積極的に貢献する戦略的法務へと変革を迫られ、現実にもそのように変化しつつあります。

企業法務が担当する機能や役割について、その個別の役割や機能についての名称は一般化されていないにしても、次のような役割や機能があるとされています。
①紛争などの問題が発生した後の対処療法的な法務(対処療法機能)
②問題が発生する前に、自社を有利に導くために事前に事業部門を支援する業務
③②を発展させて積極的に契約交渉にも関与してリスクの軽減や回避、利益の確保、紛争を予防する
④会社の事業戦略の目標に即して法的な支援をする
⑤コーポレート・ガバナンスの観点からの法令順守の促進
⑥社内士などを通じての法律についての教育・啓蒙を行う

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