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リーガルマインドの基礎

法的リスク(リーガルリスク)に対応していくための会社法務・企業倫理の重要性については、早くから法務・経済雑誌などで特集記事が組まれるなどしており、多くの企業が法務専門部門を持つようになりました。
このような動きの中で、会社法務について、従来の『臨床法務(法的トラブルに対して事件・訴訟が起こってから対処する)』から『予防法務(法的リスクを予測し予め法的側面より対応しておく)』への重点の意向が進められ、企業活動に伴う法的リスクの予防・回避が目指されてきました。さらに、現在では、より複雑、多岐な問題を抱える企業環境に対応すべく、会社法務は経営戦略の一環として『戦略法務(取引の仕組み、権利の有効利用あるいは諸々のプロジェクトの立案・実行について、法的観点から根本的に分析・検討していく)』へと移りつつあるとも言われています。

このように企業法務の重点が、臨床法務→予防法務→戦略法務へと移行する中で、企業活動を合法的かつ企業倫理に即して遂行していくうえで「リーガルマインド」の必要性が謳われるようになりました。リーガルマインドとは何を言うのでしょうか?

『リーガルマインドが意味するもの』

簡単に言えば「法的意識」と訳することができるでしょう。リーガルマインドには大別して二つの意味があると考えられます。「合法的意識(遵法精神)」と「法的感覚」としてとらえる事が出来ます。

(1)合法的意識(遵法精神)
企業活動を遂行する上で、行為の合法性・違法性をチェックする意識だけにとどまらず、法的振るい(法律、規則や判例など)にかけて、事前にトラブルを避け得るような対処・対応をしておくよう心掛けておく意識、と理解できます。

(2)法的感覚
社会生活を営んでいくうちに倫理観が成長し、自然に備わった常識と自分の行動の間のギャップ、バランス感覚と理解できます。世間の常識・社会ルールから見て、自分の行動が問題ないか、良いか、などを判断できる感覚です。

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